2011 WILLERバスターミナル大阪梅田

関西の代表的なランドマークとも言える梅田スカイビルの一階に、WILLERバスターミナルはオープンした。100坪を有する平面計画では、チケット購入時のインターネットコーナー、チェックイン、待合、加えてパウダールーム、コインロッカー、自販機コーナーとなり、わかりやすいシンプルな構成となっている。あとは心地良い空間で、いかに待ち時間を感じさせないか、またこれから出発する旅への期待感をかきたてる高揚感等が必要な要素となる。円形のモチーフをデザインコンセプトとしたのは、ふたつの意図がある。全国に展開して行くターミナルネットワークを遠近感を用いて空間に表現したものと、旅を通じて知り合う人々の、輪と和の気持ちを表現したものである。7メートルを越す天上高を大小様々なLEDの輪っかが、まるで宇宙船のごとく浮遊する。新感覚の交通手段、新感覚のターミナル。それはあたかも、夜空や宇宙にも繋がるかの様なファンタジックなものを想像した。ランダムに配置された待合の椅子も全て円形とし、尚且つ、個人、団体に対応すべく、大小の大きさ、大人や子供の身長にも対応したシート高など、ファニチャーとしての機能を損なわず、リズミカルな空間のオブジェとして表現した。画一的な配置の連結椅子とはひと味もふた味も違うアメニティを考えた。ただ待つ場所ではなく、待ち時間からもうすでに旅は始まっている。

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